近頃、どうも鼻につくやつがいる。
「感動」というやつだ。
いやね、そりゃ、あたしも感動することはありますよ。ええ。あたしだって鬼じゃないんだから(扇子パタパタ)。
しかし、ここんところ、世の中、感動を売り過ぎじゃあないかと思う。
例えば、今日の新聞のテレビ欄を見ると、フジテレビにこんなのがある。
永遠(とわ)へ
「癌と闘いながら妊娠出産、育児…10年余に渡るシングルマザーの実録感動秘話・病を抱えて子育てを続ける全国の母子への応援歌」
まあねえ、実際に見たら感動しちゃうのかもしらんけども。
ドラマを作った側が、自分で「感動」と言い出すのは、どうなのかね。「実録秘話」でいいではないかと思う。あれ? 秘話なのに、バラしていいのかな。
日本テレビが映画「赤い月」を放送するそうで、こんな謳い文句をつけている。
超感動大作が地上波初
世の中、感動がダブつき気味のせいか、「超」をつけてきた。
ま、しかし、受け取る側からすると、「チョー驚いた」なんていうのとあんまり変わらない。効果は薄い。