しょうがね

 わたしは、昭和のいるこいる師匠が大好きで、テレビで見かけるとうれしくなる。


 名前を聞いただけではわからない人達のために、リンクを張っておきます。


ノイ - コイ ドット コム


 顔だけじゃわからない人のために、Wikipediaにもリンクしておきます。


昭和のいる・こいる - Wikipedia


 テキトーといえば高田純次が有名だが、こいる師匠のテキトーさの破壊力はそれを上回る。


 Wikipediaから、こいる師匠のセリフを引用しよう。


「はいはい。そうだよなしょーがねーや。はいはいはいはいはいはいはいはい。良かったな良かった。うん良かったな。え?良くないって?良くないってさ。まぁどっちでもいいや。な?な?しょうがねーや。しょうがねーしょうがねー。はいはい。謝っちゃえばいいね。はいはい。しょーがねー。良かった良かった。なんだっていいよな。しょーがねー。関係ねー関係ねー」


 目に浮かぶ、というか、耳に浮かぶ。誰か聞き取りしたのかね。上手い。


 途中の「な?な?」が勘どころで、こういうリズム、調子の出てくるところが芸なのだろう。たぶん。おそらく。知らんけど。


 実はなかなかの苦労人でもあって、売れたのは、のいる師匠が60歳を過ぎてから。21世紀に入ってからのことである。
 エアカーなんぞが飛ぶより、よっぽどすごいぞ、21世紀。


 師匠達の受賞歴を見ると、1977年に「国立演芸場花形新人賞銀獅子賞」を取った後、長ーいブランクがあって、次にもらうのが2001年だ。その60歳を過ぎてもらった賞が「浅草芸能大賞奨励賞」というところがまた、泣かせる。