プレーオフ制度

 以下は、真面目な話(いや、今までも真面目だったのだが)。


 わたしは、プロ野球プレーオフ制度には肯定的だ。


 何しろ、わたしは普段、プロ野球を見ない。
 プレーオフは「へええ。こういう選手がいるんだ」とダイジェストで見られる便利な機会である。
 トーナメントならではの緊張感もいい。


 しかし、今の制度はすっきりしない、と、わたしも思う。


 よく言われることだが、レギュラーシーズンで2位や3位だったチームが、プレーオフを勝ち抜いて優勝チームとなるのは、やはり、釈然としない。
 今シーズンの、1位通過チームが自動的に1勝を与えられるという制度も、いかにもとってつけたような修正だ。


 一番制度的に簡単なのは、レギュラーシーズン1位チームをリーグの優勝チームにすることだろう。
 プレーオフは、あくまで日本シリーズ出場権をかけたトーナメント、ということにすればいい。


 誰が書いていたのか忘れたが、3リーグ制にして、各リーグ優勝チームとワイルドカード(2位チームの中で最も勝率の高かったチーム)の4チームでセミファイナル〜日本シリーズをするのもいいだろう。
 MLBが、ワールドシリーズ出場チームを決めるのに、この方式を採っている(3リーグ制ではなく、各リーグ内を3地区に分けているのだが)。


 まあ、しかし、これは相当な組織改革が必要で、人気チームをどこに入れるという問題が起き、現実には難しいだろう。


 あるいは、上位3チームで勝ち点制のリーグ戦をやるのはどうだろう。
 勝てば、リーグ優勝チームは勝ち点3、2位と3位チームは勝ち点2とか、差をつける。
 一昨年、昨年と問題になった、1位通過チームの「試合勘」の問題は、これで解消できるはずだ。