「場をわきまえない」と書いたけれども、面白いもので、インターネット内にも、各所それぞれ「場の空気」がある。
2ちゃんねるでは何書いてもOKというか、引きずり落とし・蹴落とし方面へと流れやすい傾向があるようだ。一方、例えば、Wikipediaには、イタズラ書きやチャカシ、主観的な文章を書きにくい雰囲気が感じられる。
ちょっと話はそれるが(すぐ戻ります)、お地蔵さんがあるところでは、立ち小便が少ないのだそうだ。
わたしはさして信心深いほうでもないけれども、確かに、お地蔵さんの見ている場所では立ち小便をしにくいと感じる。
万が一、切羽詰まって、コトに及ばざるを得なくなったら、「うう。お地蔵さん、スミマセン」と、泣きながら立ち小便することであろう。
インターネットでも、お地蔵さんの近くのように、「その種のことをやっちゃいかん」と何となく感じる場所と、感じない場所がある。
もっとも、Wikipediaでも、イタズラやチャカシ、主観が書き込まれることはあり、管理者が客観性の維持に苦労しているという。
特に、芸能界関係などの俗っぽいテーマでは、つまらない書き込みが多いと聞く。
お地蔵さんに立ち小便しても平気な、あるいはあえて立ち小便したがる不埒な者がいるということだろう。
地蔵に何かを感じる人、感じない人がいるわけだが、わたしは地蔵に何かを感じる人のほうが好きである。
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「今日の嘘八百」
嘘二百十六 精神分析医に、「あなたの潜在意識には見事に何もない」と言われて、困った。