松島か?

 あんまり投げ遣りだったり、疲れ切っていたり、というのも可哀想なので、ここで芭蕉にファイト一発リポビタンDを飲んでもらおう。
 たちまち元気ハツラツ。それはオロナミンCだが細かいことはいいとして、芭蕉は旅を行く足取りも軽く、心ウキウキワクワクである。


 そうして、松島に出た。


 松島だ おお松島だ 松島だ


 芭蕉先生、ちょっと元気が出すぎたようである。


 あるいは、芭蕉が関西人だったとしたら、どうだろう。


松島や そや松島や 松島や


 こっちのほうが、いきなり絶景を目の前にした驚きが表れているようやね。


 江戸の気の短いアンちゃんだったら、


松島でぃ おぅ松島でぃ 松島でぃ


「おぅ」のところは、「えぅ」に近い半オクターブ高いイントネーションでイナセに発音していただきたい。
 自分でもだんだん何をしたいのかわからなくなってきたが、芭蕉がラッパーなら、


松島Yo! Yo! 松島Yo! 松島Yo!


 といったところだろうか。チェキラゥッ! 


松坂や ああ三越 高島屋


 これは蛇足。

 
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「今日の嘘八百」


嘘百二十九 開くと、箱のほうがびっくりするびっくり箱を商品化した。