ところが、ここに来て、スーパーリーグ(JBLの上位リーグ)が2007-2008年シーズンからプロ化するという。
細かな仕組みはまだ決まっていないようだ。しかし、このプロ化は中途半端なものになりそうな気がする。
まず、日本バスケットボール協会とJBLの人達が、今までずっとアマチュア的感覚でやってきたからだ。
JBLとしては、これまでの都道府県の協会との関係もむげにはできないだろう。アマチュアリズムの特徴である人間関係(よく言えば利害を越えたつながり。悪くすると馴れ合い)がゆるゆるとプロ化とは反対の方向に作用するのではないか。
それに、プロにしました、東芝を応援してください、トヨタを応援してください、と言われても、地元の固定ファンはつきにくいように思う。ま、社員の動員は見込めるけど、それでは今と変わらない。
プロ化の当初は目新しさがあっても、結局、セミプロのややプロ寄り、という曖昧な形に落ち着くのではないか。
もちろん、bjリーグだってこれからどうなるかはわからない。観客は多いとはとてもいえないし、一般の知名度も低い。
しかし、プロとして腹をくくっている分、bjリーグのほうが、エンターテインメント・スポーツとしての可能性は感じられる。立ち上げの数年で、どれだけ経営基盤をきっちり作れるか、魅力的な選手を獲得できるか(あるいは作り出せるか)が鍵かもしれない。
何しろ、bjリーグでは、客を楽しませてチームに親しんでもらえなければ、チームはつぶれるのだ。その危機感は、各地の中高生のお手本とおぼしきJBLとはだいぶ開きがあると思う。
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「今日の嘘八百」
嘘百二十二 平安の人々は見るだけでコーフンしたと高校で習いました。