フリーライティング2

 昨日(id:yinamoto:20050618)に続いて、フリーライティングをやってみる。
 今日は「南の島の大王は」で始める。


南の島の大王はいつもどこかで寝てしまう
人の気も知らないで
のんきな親父が寝てしまう
ああ、寝てしまう
寝ても覚めても椰子の下
島原あけて帆をかけて
色事やはり暑すぎて
何はともあれ寝てしまう
寝て寝て寝て寝て寝て起きて
朝の音聞く小学生
ひとりかもねむしかもねむ
広さ家張り手な大上司
談虎寒虎空胸一人¥
赤青黄色のだんだらの
椰子かしさし出し端の海
嗚呼海嗚呼海嗚呼海と
向こうの彼方のその向こう
ゆらゆら揺らいで
大王がああ寝てしまう
寝てしまう
南の島の大王か


 さすがに、昨日の肘打ちや駆け上がりは、ロコツでわざとらしかったので、今日はスローペースを心がけた。


 適宜、改行を入れるようにしてみた。たったそれだけのことなのだが、不思議と書いているときに冷静になる。まあ、昨日のが慌てすぎだっただけかもしれないが。


島原あけて帆をかけて」のところで、エロに行きかけたが、やはりやめておこう、と、「何はともあれ寝てしまう」で軌道修正したようだ。


「広さ家張り手な大上司 談虎寒虎空胸一人¥」のところは、自分でもよくわからない。意味ではなく、音がほしかったのかもしれない。


 全体に昨日のよりはまとまった感じがするが、その分、こぢんまりとしてしまったようでもある。もう少し、爆発力がほしい。
 書いているときの高揚感が足りなかったのかもしれない。


 改行を入れたせいで、詩のようにも見えるが、やった本人に詩のつもりはない。
 あくまで、即興で言葉を書いていくところに主眼がある。


 まあ、それを詩と呼びたければ呼べばいいが、形式で詩かどうかを判断するのには興味がない。
 というか、詩かどうかなんて、どうでもいいことだと思う。


▲一番上の日記へ