ところが、この二枚目意識が粉々に打ち砕かれるときがあるのだ。 コケたときである。 先日、雨が降っているなか、住宅街を歩いていた。もちろん、何となく二枚目としてである。 道のへりに、排水路によく載っている赤錆びた鉄板が、斜めになっていた。雨に濡…
たいていの男は、心のどこかに二枚目意識を持っているのではないか、と思う。 あ、おれだけですか。いやいや、そんなことはないでしょう。 この二枚目意識というのは、説明がなかなか難しい。 自分をヒーローと思うのとは違う。それはたいがい、ナルシストか…
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