ふと思いついたショート・ショート(最近は流行らないのかな)。
宇宙の端っこに、ちっちゃな尖った先端が出てきたと思ったら、パチンと膨張宇宙がはじけた。
はじけたけれども、「割れ」がやってくるのは、速くて光の速度。結局、地球じゃ最後が来るまで誰も気づかなかった。
わかるかなあ。多少、科学の知識が必要だ。
ソータイセーリロン(早退生理論、なんていう女子に対する少々陰湿なウワサ話じゃないよ、思春期のミナサン)とやらによって、物のスピードというのは光のスピードを超えらんないことになってるんだそうだ。
こないだ、アインシュタインのおっさんが下北沢でそう言ってたから、まあ、間違いないだろう。
ってことは、「割れ」が迫ってきても、人間に見えるのは(光を見るわけだから)あくまで今まで通りの宇宙の姿。だから、5分後に「割れ」が来ても気づかない、と、そういうことになんないかな。違う?
次のは蛇足。なくてもよい。
一方、別口で、女房に言われて八が大宇宙の端に出かけていった。よく見ると、尖った先が出ている。
「おや、お宅じゃこんなところに箒をかけるんですかい」
落語の「粗忽の釘」だ。ますますもって、わかんないやね。スンマセン。