ニーナ・シモン

 今日は愛情の一方的な押しつけになると思う。


 ここはわたしの日記だ。何を書こうと、わたしの勝手である。
 なんか文句あっか?! え、ある? それは済まないことをした。


 hyukiさんが「印象深い声を持つ女性ヴォーカルを教えてください」という企画をしている。それをきっかけに、YouTubeニーナ・シモンのムービーをいろいろ見た。


 ニーナ・シモンはアメリカのジャズ歌手/ピアニストに、一応、分類される。


 ただ、元々はクラシックのピアノを学んでおり、ゴスペルやブルースのルーツも感じさせる。60年代の黒人運動の影響からか、アフリカに心を寄せていた時期もあるようだ。
 独自の境地を切り開いた人だから、ジャズ歌手、と書くのは少し抵抗がある。


 わたしは聴く度に、大げさだが、魂を揺すぶられるような経験をする。


 ただ、そうしょっちゅう魂を揺すぶられるのもシンドいから、聴くのは年に一回くらいである。
 その時期がここ数日、やってきた、というわけだ。


 ニーナ・シモンの凄さは、まず彼女の声の力である。太く、よく響く木管楽器のような声。


 まずはこれをお聞きいただきたい(なぜRadioheadが出てくるのかはわからぬが、誰かがニーナ・シモンの歌に、Radioheadのプロモーションビデオを重ねた、ということかもしれない。まあ、なかなかよく合っている)。



“Feeling Good”


 この手の音楽に慣れていない人にはちょっと重たかったかもしれない。
 次のような、楽しいものもあった。



“My Baby Just Cares for Me”


 関係ないが、わたしはセル・アニメや3Dアニメがあまり好きではないが、クレイ・アニメーションは結構、好きだ。現実の空気がそこにあるからだろうか。自分でもよくわからない。


 次は、ビー・ジーズの「To Love Somebody」をニーナ・シモンが歌っているもの。
 原曲は軽いポップスだが、ニーナ・シモンが歌うと別の命が吹き込まれる。


 映像は、誰かがニーナ・シモンのライブのレコードかCDに、絵を貼り付けたのだと思う。手法は単純で、稚拙ですらあるが、作者の歌に対する感動は伝わってくる。



“To Love Somebody


 なお、ニーナ・シモンは移住したフランスで2003年に亡くなった。享年70歳。


 最後はこれ。



“If You Knew”


 生きてんのも悪かないね。

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「今日の嘘八百」


嘘三百七十九 毎日、保存料の入った弁当ばかり食べていると、不死が手に入るという。


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