こういうときに感心するのは、お医者さんという仕事である。
ノロウイルスは患者の便やゲロから感染する。あるいは、それらから手などにウイルスがつき、他の人に渡ることもあるという。
ワクチンはないから、医者だって、安全というわけではない。
1日に何十人もノロウイルスの患者を診る、というのは、ある意味、決死の覚悟がいるんじゃなかろうか。いや、死ぬことはあまりないらしいから、決下痢、決ゲロの覚悟か。
ノロウイルスは、感染して1〜2日で急に発症するらしい。
突然、「ううっ。ううっ」とこみ上げるものがあって、後はゲロゲロになるという。
ということは、診察を受けていて、「エイリアン」の有名なシーンみたいに、突然、先生が「ううっ。ううっ」となることもありうるわけだ。
嫌だろうなあ、「稲本さん、あなたはだいたい、普段の生活態度から改めないと……ううっ。ううっ」、ピシャーッ、なんてことになったら。
あるいは簡単にはトイレに駆け込めない仕事の人はどうするのだろう。
例えば、電車の運転士とか。
これも嫌だろうな。山手線がホームに入ってくる。減速する先頭車両をふと見ると、その瞬間、フロントガラスに運転士がピシャーッ。
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「今日の嘘八百」
嘘三百五 わけ言っても わけ言っても 青い山