時々、「同じ音楽じゃないか。ジャンルに分ける必要なんてない」というような意見を言う人がいる。
あまり同意できない。
だって、CDを買いに行くとき、不便じゃないか。
というのは冗談だが、それぞれの音楽にはそれぞれの流れというものがあり、時折、入り混じったり分かれたりしながらも、流れの中で育ってきた感覚、というものがある。
そういう感覚に無頓着でいると、たいてい、「ハードロックとクラシックの共演!」みたいな大失敗に終わるのである。
「同じ音楽じゃないか」と言う人は、軽率に物を言っているか、あるいは音楽からあまり多くのことを感じていないんじゃないか、と思う。
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「今日の嘘八百」
嘘二百六十八 NHK教育で放送するようになると、そのジャンルの格は3割ほど上がるが、客は3割ほど離れるそうだ。