日本の海上自衛隊では、例によってコソクな手を使って、軍艦とは呼ばず、護衛艦と呼ぶ。
艦名は、もっぱら、気象現象か地名である。
「ゆうぎり」、「むらくも」、「みねゆき」なんていうのは、なかなか風情がある。
「ぎりぎり」、「しらくも」、「どかゆき」という艦名を検討したこともあるが、さすがに却下されたという。嘘だという。
ひらがな表記にしているのは、役所の例の「ひらがなにすれば親しみやすくなる」という大勘違いのせいだろう。
イージス艦「こんごう」なんていうのは、どうにも弱そうでいけない。
もっとも、漢字だからといって、イージス艦「第五日吉丸」というのも、何となく困るが。
面白そうだという以外に何の理由もないのだが、護衛艦名を落語家の名前にしたら、どうなるだろう。
護衛艦「しんしょう」、「こさん」、「つるべい」、「しょうた」。のんきでしょうがない。
ミサイル護衛艦「きくぞう」。あまりたよりにならなさそうだ。いきなりラーメンを発射したりして。
イージス艦「だんし」。敵よりも味方を攻撃し始めそうで怖い。
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「今日の嘘八百」
嘘二百十八 狂言誘拐を狙ったが、「なかなかっ」と言ってしまい、バレた。