レッドバンドを作る

 先日、ホワイトバンドに習って、レッドバンドというキャンペーンを展開してみたらどうか、と書いた(id:yinamoto:20060209)


 実際に作ってみた。



ほっとけない、俺のまずしさ。


 近所の本屋で、なぜかホワイトバンドを売っていた。
 本を買うついでのふりをして、買った。


 わたしは、こういうものを買うのがもの凄く恥ずかしい。
 レジに置くとき、顔が真っ赤になるのを感じた。


 運の悪いことに、レジの担当は女性だった。何か勘違いされたかもしれない。
 いや、レジの担当が男性で勘違いされたほうがもっと困るか。


 ともあれ、恥ずかしくて、恥ずかしくて、さっさと金を払って逃げたかった。
 しかし、そういうときほど、トイレを我慢しているときと同じで、時間を異様に長く感じる(時間が微分される、とわたしは呼んでいる)。


 店員がレジを打っている間、目は泳ぎ、足はふるえ、金玉が縮み、失禁した。


 赤色は、文房具屋で「?」マークのマジックインキを買ってきて、塗った。


 なかなかズサンな出来である。
 自分に都合のいい見方をすれば、そのちゃちさが貧乏ぶりを物語っている、と言えないこともないってことはないかもしれない、のかなあ(どっちだ)。


 職を探している方は、つけてみたらいかがだろう。切実さが伝わるかもしれない。



ほっとけない、俺のまずしさ。


 見れば見るほど、わびしくなってくる。
 何やってんだろ、俺。


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「今日の嘘八百」


嘘五十八 「人間、辛抱だ」を座右の銘にしていた祖父は南方に散った。