続・アルコール言葉

 アルコール言葉というのは、人をヨッパラったように浮かれ踊らせて、パーにしてしまうという恐るべき言葉のことだ。


 昨日、わたしが名づけて、アルコール言葉のひとつである「バンザイ」で検証してみた。


 アルコール言葉は他にもある。
 例えば、「天国」というのもそうだ。


  パチンコ天国


  ブギウギ天国


  漫才天国


  男天国


  カツ丼天国


  恋愛天国


 ウィルソン・ピケットに、「ダンス天国」というイカした曲があるが、ああいう浮かれ方に通じるものがある。


 ただし、天国の応用範囲は案外、狭い。


  役人天国


  談合天国


  天下り天国


  税金天国


  収賄天国


 政治がらみのものを持ってくると、たちまち、新聞の好む“風刺”みたいになってきて、根性が卑しくなる。


 その点、同じアルコール言葉でも「祭」はかなり間口が広い。


  シーチキン祭


  忍者祭


  馬鹿祭


  便所掃除祭


  ヘルニア祭


  ボンカレー


  チャック・ウィルソン


 何かこう、人間の体内に流れるアラエッサッサーの血がたぎるのかもしれない。アルコール言葉の暫定王者推しておきたい。



血祭


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「今日の嘘八百」


嘘二十一 今年から朝日新聞夕刊の「素粒子」欄が面白くなるのだそうだ。