東アジアの大都市

 水、木、金と台湾の台北に行ってきた。
 古い低層のビルと、超近代的な高層ビルが並び建っていて、その中間が比較的少ない印象である。経済成長のスピードを反映しているのだろうか。
 ベーシックな街の雰囲気や人のたたずまいは子供の頃によく行った大阪に似ているな、と感じた。おれが凄まじい(すざまじい)美少年に成長する前だから四十年以上前の話である。オッサン達は薄い安そうな半袖ワイシャツかランニングシャツ、おばさん達は柄モノのシャツかワンピース、その中を日本とあんまり変わらない印象の若者達が歩いている。
 昔の大阪に似ていると感じたのは、ソウルや上海に行ったときも同じである(北京はちょっと違う印象だった)。今の東京なら、浅草から合羽橋あたりに似ている。大都市について言うと、近代化以降の東アジアに共通の型みたいなものがあるのかもしれない。
 ま、たかだか二泊三日の滞在だから、知らんけど。