あちこちでチャーリーが噛んだ

 このイギリスのビデオ、有名なのでご覧になったことがあるかもしれない。

 兄のハリー君が弟のチャーリー君の口に指を入れてみたら、力いっぱい噛まれて痛いのなんの。しかし、怒ってぶったりするかと思えば、許してあげるハリー君の心の広さというか笑い顔が何とも言えずええんよね。で、最後にまたチャーリー君が噛むようなそぶりを見せる(おれもそうなんだが、次男のほうが天真爛漫というか、どうしようもないものなのかもしれない)。
 YouTubeの再生回数は2億回を超えている。日本ではそこそこ知られているようだ。衝撃的なシーンとか、感動的なシーンというわけでもないのにこれだけ見られているというのは不思議な気もするし、そういうものかもなという気もする。

 で、この"Charlie bit me"あるいは"Charlie bit my finger"の面白いところは、真似したビデオが大量に登場したところだ。



 ここらへんだと可愛らしいが、むくつけき男どもがやるとどうなるかというと……

 バカバカしさが際立つ。
 次のビデオはハリー君とチャーリー君の50年後という設定のようだ。

 50年間全然成長していない、ということらしい。演技はあんまり上手くないけど、このふたり、微笑ましい。

 さらにはアラビアでも。

 何が伝播しているのだろうか。洒落が伝播しているということなのか。面白い現象である。
 しかしまあ、おれはインターネット万歳論者ではないし、これをもってネットの特性がどうのこうのという話をする気も実力もない。ただ、これらのビデオを撮影している人たち、みな幸せそうで結構だと思う。

 ところで、誰か和服、日本刀、ちょんまげの鬘ふた揃えずつとウェブカムを持っていないだろうか。あれば、サムライCharlie bit meを作るんだが(女形版のCharlie bit meでもいいよ)。そのくらいせんと、アラビアのおデブちゃん二人組みによるCharlie bit meには対抗できんと思うのよね。