英会話教室

NHK調の丁寧な口調で)
エリザベス山田(以下、エ)「今日は英語の汚い表現について勉強しましょう。テキストの32ページを開いてください。最初の例です。“Goddamned!”」
馬場文子(以下、馬)「ガッドダームン!」
エ「ハイ、文子さん、ダームン、ではなくて、“Goddamned!”、ですね。それから、“god”と“damned”がひとつの言葉になっていることに注意してください。ハイ、もう一度」
馬「ガッデーム!」
エ「ハイ、だいぶよくなりました。では、実際の使い方を見てみましょう」


(パトリックが建築現場のセットを歩いていると、上からスパナが落ちてくる)
パトリック「God……」


エ「“Goddamned!”と言う前に気絶してしまったようですね。こういう突然の不幸に見舞われたときに、とても便利な表現です。では、次の表現。“Fuck!”」
馬「ファック!」
エ「Fは唇を噛みましょう。唇を噛んで、口の中から一気に息を吐き出すようにすると、汚い感じがとてもよく出ますよ。“Fuck!”」
馬「ファック!」
エ「そうです。“Fuck!”」
馬「ファック!」
エ「ハーイ、よくなりました! では、テキストの34ページを開いてください。この“Fuck!”の応用で、“Fuckin'”という表現があります。これは、単独で使うことはなくて、必ず別の言葉の前につけて使います。発音の要領は“Fuck!”と同じですね。ハイ、“Fuckin' NHK!”」
馬「ファッキンNHK!」
エ「“Fuckin' English!”」
馬「ファッキン・イングリッシュ!」
エ「“Fuckin' Student!”」
馬「ファッキン・スチューデント」
エ「ハーイ、よくできました。この“Fuckin'”という表現は、続けて早口で使うと、ニューヨークのブロンクスに住む人々のようなしゃべり方になるんですね。“Fuckin' NHK, Fuckin' English, Fuckin' Student!”。では、実際の使い方……あ、パトリックが。ええ。血だるまになって。はい。救急車で。はいはい。わかりました。では、テキストの35ページをご覧ください。次の表現です。“Son of a bitch!”」
馬「サン・オバ・ヴィッチ!」
エ「一息で発音するようにしましょう。“Son of a bitch!”」
馬「サノバヴィッチ!」
エ「ハイ、“bitch”のところ、今度は唇を噛まないように気をつけてくださいね。唇を噛むと、まるでスラヴ系の人の名前みたいになってしまいますよ。“Son of a bitch!”」
馬「サノバビッチ!」
エ「ハーイ、よくなりました。この、“Son of a bitch!”という表現は、メス犬の息子、という意味です。おまえの母ちゃんは誰とでもヤル女だ、という、とても汚い表現なんですね。ハイ、今日は英語の汚い表現をいろいろと勉強しました。みなさんも、よく練習して、英会話の中でうまく使いこなしてみてください。では、また来週。See you〜, fuckin' next week!」


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