2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

肖像・みのもんた

高田文夫の「笑芸日記 一九九六 - 二〇〇五」(ちくま文庫、ISBN:4480422269)を読んでいたら、みのもんたについてのこんな文章があって、笑った。 1998年6月、タレントの中山秀征の結婚式に出席した高田文夫――。 しかし行ってみて嫌になった。私のテーブル…

感性

わたしには、嫌いというほどではないが、いささかギワクのマナザシで見る言葉があって、例えば、「感性」というのがそうだ。 いつ頃生まれた言葉かは知らないが、割に最近なのではないか。あまり古い文献に出てきそうなふうがない。 例えば、平安時代のやん…

亀田×ランダエタ戦

最初に書いておくと、わたしは亀田興毅には特に興味がなかったし、ボクシング自体、何年もの間、興味がなかった。 亀田の試合も昨日、初めて見た。浪花節の闘拳とかいうニックネームも初めて知ったくらいだ。 中継したTBSには、試合前は「いつ試合が始まるの…

浄化計画

広末涼子を使った「からだ巡茶」の広告のコピー、「広末涼子、浄化計画。はじまる。」が薬事法抵触のおそれがある、と東京都から指摘されたそうだ。 「浄化」という言葉が、医薬品として効能があるように受け取られるかもしれない、とのお達し。 販売元の日…

お庭番

ご存じの通り、現在の皇居は元々、江戸城である。 今でも庭の手入れをする係をお庭番と呼ぶのだそうで、奥では、 「伊蔵、おるか」 「はっ。陛下、御ん前に」 「デンマークへの密使を頼みたい」 という会話がなされているらしい。嘘である。 しかし、あのお…

上京物語

着いた早々、上野駅でひとりがスリにあった。交番に届けると、おまわりさんが鼻で笑うようにして、書類を書いた。 その後、渋谷の人混みで友達ふたりとはぐれてしまった。 どうしよう、とぼんやり突っ立っていると、カバンを置き引きされた。帰りの切符も、…

わたしと東京

初めて東京に来たときのことを、今でも覚えている。 高校3年のときで、東京の大学を受験する下見だった。確か、秋だったと思う。 正確には、幼児の頃にも家族の旅行で東京に来ているはずなのだが、全く覚えていない。高校3年生のときが初めての上京と言って…