財閥とチョコレート

 なぜかいまだに世界的な評価を全く受けていないが、おれはこれまで数々の大発見をしてはこのブログで発表してきた。
 今日もまたひとつ大発見を開示したい。それは、「旧財閥グループの名前とチョコレートは相性が悪い」ということである。
 論より証拠。こんなチョコレートがあったら、食べたいと思うだろうか。

三菱チョコレート

 三菱ほどではないが、

友チョコレート

三井チョコレート

もあまり美味そうでない。
 旧財閥グループに分類していいのかどうかよくわからないが、

日立チョコレート

も何か変な味がしそうである。
 これはどういうことか。ブランド論で考えてみよう。


これはアラン・ドロン
 失礼した。
 おそらく、「三菱」「日立」という名前は重工業のイメージが強すぎ、何か油や鉄の味やにおいを思い浮かべてしまうのだろう。その証拠に、

新日鐵チョコレート

クレ556チョコレート

 というのは相当不味そうである。
「住友」「三井」については三菱ほど重工業的ではないが、それでもどこか化学や金融業、不動産などの重たいイメージがあり、食品、特にお菓子とは相性が悪いのだろうと思う。
 逆に、

グリコ銀行

は何だか実力不足に感じられるし、

カルビー製作所

に巨大なプロジェクトを任せるのは不安な気がする。
 あ、ゼネコンも一般にチョコレートと相性が悪いですね。

大林組チョコレート

大成チョコレート

鹿島チョコレート

 名前は単なる記号ではなく、シンボルであって、それを目にするとき、我々はいかに多くの連想、イメージを思い出すか、あるいは脳の中で多くのものを生成しているか、ということなんだと思う。我々はそうしたイメージ操作を(たとえばスーパーマーケットの陳列棚を見て)ものすごいスピード大量に行いながら、日々を送っているのだろう。


最近のアラン・ドロン