カカ

 ブラジルは、ブラジルらしい、派手で楽しいサッカーを、一番見せてくれたのが日本戦だった。日本側としては喜ぶべきなのか悲しむべきなのか。


 相変わらず、選手達は垢抜けない。いや、サッカーのプレーのことではなく、風貌のことだ。あのイケテなさに、セレソンの伝統というものを感じる。


 ミランでは貴公子といったイメージのカカですら、ブラジル代表に入るとモサッとした雰囲気になるから不思議だ。


 何か、あのチームにはイケテナイ菌のようなものがあり、伝染するのだろうか。
 カフーロナウドロナウジーニョ、そして真打ちジュニーニョペルナンブカノ。保菌者だらけだ。