島国根性

島国根性」という言葉があって、あまりいいことではないとされている。


 広辞苑をひくと、こう書いてある。


―・こんじょう‥ジヤウ他国との交渉が少ないため視野がせまく、閉鎖的でこせこせした性質。


 島国根性は、よく日本人の性質として語られる。
 同じ島国のイギリスにも島国根性があると聞いたことはある。ま、例によって、住んだことがあるわけじゃなし、本当のところは知ランケンシュタインである。


 イギリスは昔から外交上手で知られてきた国だし、戦前までは植民地をたくさん持っていたんだから、「他国との交渉が少ないため視野がせまく」はならない気もする。
 しかし、そこはまた、階級とか、海外での振る舞い方というのもあるかもしれず、結局、わたしは何も知らないのだ。


 島国なら島国根性があるのか、というのも興味あるところだ。


 ニューギニアはどうだ、アイスランドは、タスマニアは、ニューファンドランド島は、というと、ますますもってわからない。


 わからん、わからん、といってここまで書いている。実に無駄なことである。


 ニッポンのミナサンよ。ここはもう開き直って、島国ド根性で行ったらどうか。


 視野がせまく、閉鎖的で、こせこせとひとつのことを続けるのだ。
 まわりからすると、実に迷惑なヤツである。


 ま、そういう国だから、星一徹・飛雄馬親子が生まれたんだろうな。


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