悲しい色やね

 相変わらず、世界的に株価は低迷したままのようだ。


 ふと、何でもないようなことを思い出した。


 だいぶ昔に、国際結婚した女性の書き込みをインターネットで見たことがある。


 アメリカ人の夫は、NASDAQ市場で株式投資しており、株価が上昇していくグラフを見る度に、「NASDAQダンス!」と叫んで、パソコンの前で踊り出すのだという。


 たぶん、2000年前後の、ITバブルの頃だったと思う。


 書き込んだ女性に意図があったかどうかはわからないが、心のヨコシマなわたしは、ノロケてやんなあ、と思ったものだ。負けてたまるかニッポン男児、という偏狭な心も作用したかもしれない。


 そのアメリカ人男性は、うまく株を売り抜けて、2001年のITバブル崩壊を乗り切れただろうか。
 その後の不動産バブルと、そのあおりというべき、今の株価低迷をどう見ているだろうか。