あくまで報道で見るだけだが、アメリカでは人々の間でトランプ派と反トランプ派の分断が進んでいるようである。
2024年の大統領選挙ではトランプ支持層の熱狂ぶりが印象的だった。一方で、先の全米各地での「No Kings(王様はいらない)」デモのように反トランプ派も勢いを強めている。トランプは民主党が首長を務める市に州兵を派遣したりして、反トランプ派を焚き付けているようにも見える。
トランプ派の特徴は反エリート主義、反移民であろうか。おそらく、ヨーロッパのフランス、ドイツで極右政党がのしてきているのも同じ理由が大きいように思われる。
ひるがえって、日本でも特にネットなどで反エリート主義、反移民(外国人嫌悪)の風潮が強まっている。
人を簡単に「売国奴」とか「反日」などと決めつける書き込みを見ると、おれはスルーすることにしている。視野が狭いし、大してものを考えていないように見える一方で、そういう人を相手に議論してもしょうがない気もするからだ。
しかし、こういうふうにスルーする態度というのが分断が進んでいる証拠なのかもしれないとも思い、なんだか困ってしまう。