日本人野球選手のニュース

 先週書いたように、最近は野球の試合を見ていない。

 それでも日本人野球選手がMLBでこうだった、というニュースを見かけはする。今なら大谷翔平のニュースが多い。

 あれがどうもモヤモヤとする。大谷が何回を投げて失点いくつだった、三振をいくつ奪った、打者として何安打だった、ホームランを打った、盗塁した……。素晴らしいことではあるのだけれども、「あれ? 野球ってチームスポーツじゃなかったっけ?」とまあ、そんなふうにも思うのだ。これがモヤモヤのもとである。

 おれがそういうモヤモヤを覚え出したのは、イチローMLBで活躍しだした頃からだ。イチローが何安打打った、と、それはまあ、ニュースバリューはあるのだろうけど、野球というチームスポーツの本質がどこかに行ってしまい、個人競技のごとくに見えてくる。

 これはサッカーでも同じで、ヨーロッパのクラブチームに属する日本人選手が点をとった、アシストした、というのは「事実」ではある。がしかし、サッカーって11人がボールを奪って、つないで得点を争うスポーツだったよな、確か、などとも思うのだ。

 村出身の力士が本場所で勝った負けた、という話題の立て方とあんまり変わらんよな、野球選手やサッカー選手の海外での活躍のニュースは。

 おれがひねくれてるのか。