試合の長さ

 ここ何年か、ほとんど野球の試合を見ていない。高校野球を何試合か見たかな。そのくらいである。

 ヨーロッパのサッカーが面白くて、そっちが中心になったということもあるが、もうひとつには試合の長さがある。

 日本のプロ野球だと2時間半くらいが普通だろう。3時間を超えるケースだってよくある。どうもおれの集中力がもたない。早くいうと、途中で飽きたり、ダレたりしてしまうのだ。

 まあ、もともと野球の試合というのはダラダラ見るものなのかもしれないが、今の自分には合わない感じがしている(昔、野球を見ていた頃はよく付き合ってたなあ、と思う)。

 アメリカンフットボールにも興味があるのだが、これまた3時間くらい平気で続くので、見るのに躊躇してしまう。野球、アメフト、といったアメリカを代表するスポーツはどうしてこう試合時間が長いのだろう。午後まるまる試合を楽しむ、という文化なのかな。バスケットボールはそうでもないか。あれは時間感覚が締まっていてよい。

 試合時間という点でおれがちょうどいいと思うのは、ボクシングだ。世界タイトルマッチでも3分12ラウンド。ラウンドごとに休憩が入るので、全体でも50分を切る。展開が早くてよい。1ラウンド3分というのも見ていて集中でき、「あ、あと1分か」などとすぐに思うので、よい長さだと思う。

 野球の試合、試合の長さを考えると、9回ではなくて6回か7回くらいにすればいいと思うのだが、今の野球のシステムを全て崩す(先発〜中継ぎ〜抑えの流れとか)ことになるから、さすがにやらないだろうなあ。