慣用句にはよく考えると凄まじい表現があって、「生き馬の目を抜く」という言葉もそうだ。人を出し抜いて利益を得るというような意味で、「生き馬の目を抜く世の中」「生き馬の目を抜くような業界」などというふうに使う。
文字どおりにとらえると、何とも恐ろしい。何しろ、生き馬の目、を抜くのだ。
Waugsberg [CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)]
確かに相当な早技には違いなく、まったくもって油断も隙もない。残酷非情な行為でもある。
しかし・・・抜いた生き馬の目をいったい何に使おうというのだろうか???