首相の名をとる

 アメリカには過去の大統領の名前を何かにつけるという風習があるようだ。
 例えば、ご案内の通り、アメリカのニューヨークにはジョン・F・ケネディ空港という国際空港がある。それでふと思ったのだが、日本の空港に日本の過去の首相の名前をつけたらどんな具合に見えるだろうか。

田中角栄空港

 わはははは。いきなり漂い出す利権の香り。
 アメリカの場合、空母に大統領の名前をつけることもあって、「空母ロナルド・レーガン」とか、「空母ジョージ・H・W・ブッシュ」なんていうのがある。強いアメリカを象徴するという意味もあるのだろう(ブッシュは息子のほうではなく、湾岸戦争をやった親父のほう)。
 日本でやるなら、やはりこの人がいい。

空母ナカソネ・ヤスヒロ

 なんたって不沈空母だ。乗ってて安心である。
 なお、こんなことを書いているが、おれは政治風刺をやりたいわけではない。これでもおれは、政治を風刺したからといって評価する大新聞のような下種な人間ではない。
 アメリカの現大統領のオバマ氏は、なんと、6500万年前に絶滅したトカゲに命名されている。その名も「オバマドン」。
 これを日本の首相でやると、「アベドン」、「ノダドン」、「コイズミドン」などとなって、どうもズンドコである。ただし、首相ではないが、明治維新の大殊勲者たるこの人なら、大変結構な具合である。

サイゴードン

 鹿児島で大昔に絶滅したトカゲを発見したら、ぜひ命名してほしい。スペアとしては「イチゾードン」というのもあります。