犬、猫を抱きしめることについて

 今日は尾籠な話。
 谷啓ならビローンである。


 ……今、自分で書いて、かなりのダメを感じた。


 えー、バッチイ話が嫌いな方はひとまず、よそへどうぞ。
 読むのは自己責任だ。ヤな言葉だね、どうでもいいけど。窮屈で。


 日本では、大の後、尻を紙で拭く、というのは常識である。中にはウォシュレットのお世話になっている人もいるだろうし、水を使って左手で洗う、という文化の人もいるだろう。


 拭くのであれ、洗うのであれ、理由は大の後、尻が汚いからである。


 でまあ、わたしに今イチわからないのが、犬、猫方面のそれだ。


 犬も猫も飼ったことがないのでアレなんだが、きゃつら、大の後、拭きも洗いもしないだろう。
 飼い主だって、どうも拭いてないみたいだ(自分のソレをではない)。


 まあ、動物だからそれはかまわんのだが、わからんのは人間が「おお、可愛い」と抱きしめる行為である。
 小さな犬、猫を抱き上げて、頬をスリスリしたりする。


 拭きも洗いもしていないケツはそのとき、どうなっておるのだ、と思うのである。
 場合によっては、衣服にこすりつけてるんじゃないか。


 例えば、わたしが尻を吹きも洗いもせずに、スッパダカでいたとする。
 たとえ、いくらわたしがセクシィでも、女性のミナサンは膝の上に抱え上げて、「ああん、ステキぃん〜」と頬ずりする気になるだろうか?


 人間なら「なんて不潔な!」となり、犬、猫なら「おお、可愛い」と衣服にこすりつけてオッケーとなる。
 そこんところがどうも釈然としないのだ。


 いっそ、犬、猫に生まれればよかった。そういう問題じゃないか。

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「今日の嘘八百」


嘘三百九十九 「赤ちゃんにはいくらの切手を貼ればいいんですか?」という電話が郵便公社にかかってきたそうだ。