のきもち

「いぬのきもち」「ねこのきもち」というベネッセの雑誌&ウェブサイトがあって、うまい名前をつけたものだなあ、と思う。愛犬家、愛猫家にとってはとても気を惹かれるタイトルであろう(最近のは定期購読のみとなっているらしく、古い表紙で申し訳ない↓)。

 以前、誰のコントだったか、あるいは漫才だったか忘れたが、いつまでも働かない青年向けの雑誌「おやのきもち」というネタがあった。本当にそんな雑誌があったら、おそらく働かない青年達より、同じ悩みを持つ親達が慰めのために買うんではないか。「うちだけじゃないんだ」とわかるという。
 同じ伝で、「ぶちょうのきもち」なんていう雑誌もいい。世の会社の部長さん達はどんなことをされるとうれしいのか、悲しいのか。組織論やビジネス論、経営論なんぞも含みつつ、人間のおかしみと哀しみを感じられる素敵な雑誌になる気がする。表紙には毎号うれしそうな部長さんたちの顔を載せるのだ。
 おれ自身は「おまわりのきもち」という雑誌を読んでみたい。特に、外国からの要人の警備で、街角にずーーーーーと立っているときの警察官はどんなことを考え、どんな気持ちなんだろうか。前から知りたいと思っているのだが、知り合いに警察官がいないのでわからないでいる。
 その他、「ふうぞくじょうのきもち」「ふりーたーのきもち」「にーとのきもち」「ひせいきこようろうどうしゃのきもち」「えーぶいだんゆうのきもち」「にほんきょうさんとういんのきもち」など、どれも面白そうだ。「〜のきもち」シリーズ、ベネッセでやってくれないだろうか。
 そこにあるテーマは「共感」と「想像力」である。