エロ少年の心

 男性向けの大衆雑誌では、「珍」という文字が来れば「チン」、「漫」や「満」という文字が来れば「マン」と書くのが、ほとんど条件反射、自動書記的になっている。「○○○○(男性の名前)、東南アジア・チン道中」とか、「××××(女性の名前)、社長マン遊記」などという見出しを見れば、「ハハァ、こういう内容であろう」とおおよそはつかむことができる。
 こういうのは何というか男のサガとでも言うべきもので、萌え出ずる中学校の頃にその手の知識が文明開化のごとくになだれ込み、辞書で性的な言葉を引くだけで大コーフン状態になって以来、いくつになってもエロ少年のしょうもないギャグセンスというのは残っているんじゃないかと思う。
 おれとしてはここで、あえてキザに決めてみたい。
「フッ。男ってやつァ、いくつになってもしょうがないものですよ」
 でまあ、おれもエロ少年の心をいくつになっても持ち続けて書くわけだが、この言葉、公序良俗に反しないだろうか。

すったもんだ

 ついでに言うと、ポリスのこのアルバムのタイトル、何かこう、困ったようなナサケナサを感じないだろうか。

ゼニヤッタ・モンダッタ

ゼニヤッタ・モンダッタ

 フッ。男ってやつァ・・・。