尾籠な話

 今日は尾籠な話なので、その手の話の苦手な方はご容赦を。

 ここ何日か風邪気味で、といっても熱はなく、もっぱら腹のほうに来た。人間が生きるということの辛さを思い知らされた。お釈迦様も胃腸が弱かったそうだから、きっとそのような背景もあって、人間の生病老死をお見つめなさったのだろう。

 下痢にもいろいろあるが、今回のは急激に来るやつで、実に始末に悪い。ここからきちゃない話になるのだが、もの凄い勢いで噴出する。人間の腸の筋肉の可能性というものに感心するとともに、ジェットエンジンロケットエンジンのコンセプトを思いついた人はきっとおんなじような状況でトイレに座っていたのだろうなあ、などと思った。

 しかし、こちとらお釈迦様でもなければ、二十世紀前半のドイツの航空技術者でもない。ただもうトイレで己の腸の怒り爆発、暴動に耐えては、へたりこむばかりである。現在の愛聴版はスライ&ファミリーストーンの"There's a riot goin' on"だ。