楽天トラベルのメール攻撃

 たまに楽天トラベルでホテルの予約をするのだが、その後の売り込みメール攻撃に辟易としている。予約すると自動的に売り込みメールを送りつけてくるのがうるさいので(事前に送るか送らないかの設定はできない)、その都度解除するのだが、新しくホテルを予約をするとまたメールを送りつけてくる。

 楽天からの売り込みメールをメールソフトで自動的に迷惑メール扱いする方法(必要なメールは残せるらしい)も何かで読んだのだが、設定が面倒くさいし、お金を払う自分がそういう作業をしなければならないのもなんだか理不尽な感じがする。他のホテル予約サービスに乗り換えようかと考えているのだが、ホテル数の豊富さとかサービスとかどうなのだろう。

 楽天のあのメールはどのくらい効果があるのか疑問に思っている。Amazonなら、そんなに頻繁には送りつけてこないし、買った本の内容的なデータ分析を元に関連書籍を送ってくるから、不愉快ではないし、興味をそそられることもないではない。少なくとも迷惑メール扱いしようとは思わない。しかし、ホテルの予約の場合、少なくともおれは目的の日に目的地に泊まることだけが目的なのだから、「行楽の秋に〜」みたいな的外れのメールを送りつけられても困る。楽天側としては、システムさえ作ってしまえば、さほどコストをかけずにPRできるという考えなのかもしれないが、甘いだろう、それは。セコさやうるささが嫌で楽天を使わなくなる人もいるだろうから、「PR効果−客離れ」がマイナスになってしまうこともあるんじゃなかろうか。知らんけど。

 逆に他のホテル予約サービスからするとチャンスかもしれない。使いやすくて、ホテルの豊富さも含めて利便性が高く、営業の姿勢が洗練されていれば(少なくともセコさがなければ)、そっちに乗り換える人は大勢出てきそうだ。海外のホテル予約サービスが日本に乗り込んできたら楽天トラベルはあっというまにやられるんじゃなかろうか。

 いや、楽天トラベルだけでなく、楽天のショッピング・サービス全体がそうかもしれない。サイトのデザインは垢抜けないし、わかりにくいし、使いやすくもない。おまけに的外れのメールがわんさと来る。品揃えの多さというか、出店数が多いという先行者利益だけで食べているようなものだから、客や出店側の乗り換えの動きが始まったら一気に崩れる可能性もあると思う。