知らず知らずのイヤミ節

 マーケティング方面の文章や、広告代理店の企画書を読むと、赤塚不二夫のイヤミが思い浮かぶことがある。

 例えば、某所で拾った文章をのっけてみよう。

キャンペーンやインタラクティブなコンテンツをフックに、レレバンシーの低い少数の消費者にブランドを語らせても販売効果に結びつくとは思えません。

「レレバンシー」は、たぶん、英語の「relevancy」であろう。relevant(関連のある)は普通に使われる英語だし、その名詞形(関連性)もそう特殊な英語ではないと思う。

 まあ、マーケティング分野ならではの意味合いを持たせているんだろうし、業界内だけで通じる感覚もあるんだろうが、素で読むとイヤミのセリフみたいである。いっそ書き換えてやろうか。

ミーは、キャンペーンやインタラクティブなコンテンツをフックに、レレバンシーの低い少数の消費者にブランドを語らせても販売効果に結びつくとは思えないザンス。シェーッ。