官僚の残業

 前からわからないのだが、中央官庁の残業というのはどういう規定になっているのだろうか。


 例の居酒屋タクシーの騒ぎ(あれはグレートなアイデアだと思うのだが)のときにもよく話に出てきたが、国会会期中の担当者の残業というのは凄じいものらしい。


 翌日の国会での質問内容が明らかになるのがしばしば夜になってからであり、しかも大臣らにはわからない細かい話が多い。「これはどうなっておるのだね?」という問い合わせが何時に来るかわからない。
 問い合わせが来てから答弁の要項をせっせとまとめて、上げる。どうしたって遅くなる、と、そういうことのようだ。


 あるいは、予算編成時の財務省では、毎日睡眠数時間の職員がザラ、と聞いたことがある。


 ああいう残業は(女性官僚もいるだろう)、どういう扱いになっているのだろうか。


 官僚には残業の概念なんぞ適用しない、ということなのだとしたら、労働というものに対する、基本的な考え方に反するようにも思うのだが。


 あるいは、官僚のサービス残業を摘発したら、(民間企業における社長のように)最終的な責任者として大臣が責めを負うのだろうか。


 よくわからない。別にどうだっていいではないか、と言えばそうなのだが、それを言い出せば、このブログの全ページがどうだっていいことになってしまう。


 一方で、労働基準監督署における残業、というのも興味が湧く。


 基本的にサービス残業ナシ、月の残業時間の限度もしっかり管理されていていい職場なのでは、と想像するのだが、ハテ、実際はどうなのか。


 民間企業のサービス残業摘発のために、職員が毎日、物凄いサービス残業をしていたりして。