なかなかよくできておるなあ、と思ったので、ご紹介。
国立劇場を運営する日本芸術文化振興会が、「文化デジタルライブラリー」なるサイトを持っている。
項目によってコンテンツを制作した会社が異なるようで、玉石混淆という感じ。
「歌舞伎編」は、十五年ほど前の「教育的マルチメディア」というふうで、見ていて、いささかコマった気分になる。
しかし、「文楽編」(舞台芸術教材1の中にある)は短いムービーを多数揃えて、見応えがある。企画から編集まで、かなり練って作ったのだろう。
基礎知識から、太夫(義太夫を語る人のこと)、三味線の結構専門的な話、有名作品のさわりまである。ハハア、そういうことであったか、とわかったこともあった。
一杯やりながら見ていると、いい心持ちになった。
太夫の生着替えシーンもあるので、その手の趣味の方もどうぞ。