浄化計画

 広末涼子を使った「からだ巡茶」の広告のコピー、「広末涼子、浄化計画。はじまる。」が薬事法抵触のおそれがある、と東京都から指摘されたそうだ。


「浄化」という言葉が、医薬品として効能があるように受け取られるかもしれない、とのお達し。


 販売元の日本コカ・コーラは「気分浄々」というコピーに差し替えたが、都は「浄」の字がいかん、と再指導しているとのこと。


 わたしは「浄化計画」からも「気分浄々」からも、医薬品の効能は感じない。
からだ巡茶(めぐりちゃ、と読むそうだ)」という商品名にせよ、「広末涼子、浄化計画。はじまる。」にせよ、いかにもいかにもといったあざとさは感じる。広告というものに、スレているからだろうか。


 この広告で気になるのは、医薬品だ何だではなく、広末涼子である。
 浄化計画なんか立てなくたって、元々、十分きれいじゃん、と思う。


 これが例えば、「ケーシー高峰、浄化計画。はじまる。」で、CMの回を追うごとに、ケーシー高峰がきれいになっていくのなら、言いたいことはよくわかる。
 ま、それこそ、薬事法に抵触するだろうが。というか、そこまで行けば凄い医薬品だ。


 後は何だろう。「親鸞上人、浄土計画。はじまる」。関係ないか。