北朝鮮のミサイル発射をめぐる騒動は、多少落ち着いたのだろうか。そうでもないのかな。
今回については日本を飛び越えたわけでもなし、日本の領土や領海に落ちたわけでもなし、ヒステリックに大騒ぎするほどのことでもないと思う。
ミサイル飛ばしたっていいじゃないか。人間だもの。
と、唐突に相田みつをと化してしまったが、まあ、そういうことである(どういうことだ?)。
広告収入で成り立っているテレビ番組は(視聴者を広告主に売るのが商売だ)、テレビの前に人を並ばせないことにはオハナシにならない。
テレビの前に人を並ばせるには、不安か欲望を刺激するのがいい。健康と料理に関する番組がやたらと多いのはそのせいだ。
ついでに言うと、不安や欲望を刺激するのは広告の王道でもある。
だから、テレビは、断片的なことしかわからない事件については、不安をかき立てる方向へ進みがちだ。だって、そのほうが視聴者は見てくれる。
まあ、そんなこんなで、商品である視聴者としては、今回の北朝鮮ににまつわるあれやこれやは、話半分くらいで聞いておくのがちょうどいいように思う。