ポルトガルのフェリペ・スコラリ監督は、喜怒哀楽がストレートに出て、見ていて楽しい。
点が入ればピッチの中に飛び込んでいきかねないくらいの喜びようだ。勝ったときのコーフンぶりはちょっと文章にできない(まあ、タフな試合ばかりということもあるだろけど)。
何しろ前回のワールドカップで優勝、今回もここまで全勝だから、監督としての手腕も優れているのだろう。
それだけでなく、ああいう裏表のなさそうな、情熱的な監督に率いられたら、選手も幸せだろうなと思う。
いわゆる「理想の上司」タイプだろう――と、一瞬、思ったが、会社の上司があんなふうだと案外困るかもしれない。
例えば、誰かが契約を取ってきたり、ビミョーな交際費が認められたりするたびに、あんな調子で大喜びされたら、わずらわしくってしょうがない。
適材適所ということだろうか。
ともあれ、サッカーの楽しさを、全身で表現してくれる人だと思う。
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
「今日の嘘八百」
嘘百七十七 あるソフトの使用許諾書の最後には、「本契約終了後、乙は丙に魂を差し出すこととする」という一条がある。