サッカーをめぐるメモ

 今日はあまり時間がないので、さらっとメモで済まします。サッカーのワールドカップ関連で思ったこと。


結果論は楽だ。


 日本代表がグループリーグで勝ち点1に終わり、チームなり、ジーコなり、個々の選手なり、日本サッカー協会なりに対する批判がいろいろされている。


 まあ、批判されて仕方のない成績だったけれども、中には、「だったら、もっと先に言えよな、そういういこと」と感じるものもある。


 過去はすでに確定しているから、ああだこうだと言いやすい。未来は確定していないから、ああだこうだ言うにはリスクを背負わなければならない。


 ワールドカップ前の時点ではワールドカップが未来の話だったから(当たり前だけど)、ああだこうだ言うにはリスクを背負わなければいけなかった。


 今ではもう、ワールドカップで戦う日本代表は過去の話だから、安心して叩くことができる。多少、「そうかもな」と思わせられるだけの論拠があれば、引きずり落とすのは簡単だ。


 まあ、こきおろすのも、スポーツを見る者の楽しみのひとつではある。居酒屋政談と同じで。


ファシズムってこんな雰囲気で生まれていくのかな?


 日本代表について、あまり書く気がしない。


 何となく、変な日本代表好きにアヤをつけらたら面倒くさいなあ、ということもある。


 もしかしたら、ファシズムに至る途中の国民の心理って、こんなものなのかな、と思った。
 目の据わっているやつにアヤつけられるのも面倒だ、黙っていよう、という心理。「誰かが言ってくれるだろうし」という心理。


 気にかけておこうと思う。


ディフェンダーがカッコよい。


 どの週刊誌だったか忘れたが、見出しに、高原と柳沢はディフェンダーに転向しろ、と書いていたものがあった。
 たぶん、点を取れなかったことを揶揄したいのだろう。


 しかし、それはディフェンダーの仕事をあまりになめていると思う。


 昨日のイングランド×エクアドル戦。
 ゴール前、どフリーになったエクアドルの選手の前に、イングランドの左サイドバックアシュリー・コールが横から猛然と滑り込んだ。
 結果、シュートしたボールがコールの足をかすめ、少し上に上がって、ポストに当たった。かすめなかったら、1点入っていたろう。


 センターバックジョン・テリーのミスを、コールがカバーしたのだが、定位置から20mくらい全力疾走したのではないか。しかも、「あ、ヤバい」と判断してから飛び込むまで、わずか数秒で。


 そのミスをしたジョン・テリーもガッツのある選手だ。チェルシーの試合を見ると、ゴールポストに激突するのも辞さない凄い勢いで、ボールに飛び込んでいくことがある。


 捨て身で飛び込んでいくディフェンダーフォワードこそ、男だ。
 ミッドフィルダーが女だというわけではないが。


 あ、こんなこと書くと、アバラ骨方面の人に怒られそうだな。
 えー、女性を馬鹿にしたわけではありません。女性は偉い。強い。一部、美しい。稲本は尊敬しています。女こそ、男だ。


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「今日の嘘八百」


嘘百七十一 電通総研の試算によると、わたしがワールドカップの試合をテレビで見ると、トータル500円の経済波及効果が見込まれるという。