連鎖する模様

 Wikipediaを読んでみると、六角形と五角形を組み合わせたサッカーボールが登場したのは、1960年代だそうだ。思ったより新しい。


サッカーボール - Wikipedia


 それまでは、バレーボールと同じパターンのボールを使っていたようだ。


1934年ワールドカップ・イタリア大会のポスター - Wikipedia


 バレーボールにしたって、あのパーツの組み合わせ方はわたしには考えられそうにもない。


 一方で、サッカーボールのような、同じパターンが無限に連なる模様には、妙に心惹かれる。


 昔、テレビで時代劇の「遠山の金さん」を見ていたときは、お白州で桜吹雪の入れ墨を見せびらかす金さんよりも、後ろの襖の模様にやたらと感心していた。


 こんな模様である。


白州 - 東映太秦映画村


 同じ形が、縦横になって、きれいに組み合わさる。
 じっと見ていると、ヨッパラったような、頭がふらつくような不思議な気分になってくる。


 これまた、よくまあ、思いついたものだ。
 あけっぱなしの口から、よだれが流れ出ている。


 セーショーネンの若者のミナサンよ。学問では、まずこういう不思議の念を抱くことが大切だ。
 しかし、「どうしたら自分もできるようになるだろう?」とか、「その秘密は何か?」と、その先に進まなければ、わたしのような、ただ感心しているだけのアホウで終わってしまうのである。


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「今日の嘘八百」


嘘百六十二 会議で爆弾発言をしたが、不発弾だった。