ポン

 Jポップで呆れていたら、J文学というのが出てきて、もっと呆れた。5年ほど前だったろうか。
 ある本屋(結構、有名な本屋である)で「J文学」というコーナーを見つけたときは、かえって、感動してしまった。「あ、本当にやるんだ」、と。


 今日、「Jビーフ」、「Jポーク」、「Jチキン」が合同で新聞広告を出していて、とことんやるのね、と思った。「和牛」のほうがうまそうなんだけどな。


 まあ、「日本文学」とすると重々しく、敬遠する読者が出てくる、という心配はわかる。かといって、「和文学」では古くさい。本居宣長でも出てきそうだ。


 軽くするんなら、「ニッポン文学」とでもすればいいのに、と思う。バンドマンっぽく、「ポンニチ文学」でもよい。
 Jビーフは「ポンニチ・ビーフ」。あ、ビーフは英語か。


 軽さ、親しみやすさを出すのなら、「ポン」がいいんじゃないか。「ポンニチ」の「ポン」だ。安直さとうんざり感ただよう「J」よりはずっとよい。
「ポン文学」、「ポン牛(ポンギュー)」。「ポンポップ」も語呂がいい。


 ポンリーグ、ポンWAVE、ポン国憲法、ポンR東海。


 そんなもんでいいよ。中身さえ、しっかりしてりゃ。


 川平ポン。これは違うか。


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