くだらない文章でも、ずっと書いているといくらかコツがわかってくる。
例えば、比較的簡単に文章の流れをよくするコツがある。「同じ文末を続けない」とい
うものだ。
「〜だ。」と書いた次の文末は「〜だ。」としない。「〜している。」の次の文は「〜している。」で終わらない。それだけである。
「稲本はトンチキだ。」と書いたら、次には「おまけにヘッポコ野郎でもある」とする。
「稲本は泣きながら仕事している。」としたら、次には「涙がキーボードを塗らしているのだ」と「のだ」を付けて、「している。」で終わるのを避ける。
これだけで、文章がだいぶうまく流れるようになる。
もっとも、同じ文末を続けたほうがいい場合もある。
この文章の三段落目、「『〜だ。』と書いた次の文末は〜」というところは、「〜しない。〜終わらない。〜である。」として、韻を踏むようなリズムを出している。
まあ、ここらへんの按配は慣れである。書いてからいろいろと文末をいじくって、試してみるのもいい。
何だか、中途半端な内容になったが、出かける時間になってしまった。んじゃ、また。