将来の夢

 ぼくの将来の夢は酔っぱらいになることです。


 ぼくは朝起きたらすぐにお酒を飲んで、お昼ご飯のときも飲んで、ばんご飯のときも飲んで、寝る前にも飲めたら、楽しいと思います。ご飯とご飯の間に飲めるともっと楽しいと思います。


 でも、ずっと飲んでいるとアル中に、なるとお父さんが言っていました。アル中というのは中学校ではなくて病気だそうです。ぼくは病気はいやだ。
 お父さんがその話をするとお母さんはいつも笑います。「手がふるえているよ」と言います。お父さんも笑います。ぼくは何が、おもしろいのかわからないのでくやしい。お父さんもお母さんも教えてくれません。


 でも、ぼくが大人になるころには、科学も進んでいるはずなのでアル中に、ならない研究も進んでいると思います。だから、一日じゅうお酒を飲んでいてもだいじょうぶになるといい。


 お父さんはガンマGTPが、高くなるから気をつけなくてはいけないそうです。ガンマGTPが高くなると病気になるそうです。ぼくは病気はいやだ。


 酔っぱらうといい気持ちになります。ぼくはお正月に赤玉ポートワインで酔っぱらってしまいました。ぼくは立ち上がったら、足がくにゃっとしたので、おもしろかった。
 ぼくは一日じゅうああいう気持ちだと楽しい。お母さんに話したら、お母さんは人間のくずだと言いました。それから、お父さんとお母さんがけんかをしました。


 ぼくはくずでも楽しいほうがいいと思います。


 ずっとお酒を飲んでいるのはたいへんなので、病院に入院したときのてんてきみたいにずっとお酒を、ほきゅうできるといいと思います。そうしたらずっと楽しい気持ちでいられる。
 ぼくが大人になるころには、科学も進んでいるはずなのできっとお酒を、ほきゅうする機械も発明されていると思います。


 おわり


▲一番上の日記へ