例によって、阿呆な遊びを思いついた。
テキトーに物事を選んで、自分にとってどっちが大切か、トーナメント戦をやったらどうなるか、と考えたのだ。
何のことやらわかるまい。今、やってみせる。
あまり考えずに、ま、ちっとは考えて、テキトーに8つの物事を挙げる。
・美食
・飲酒
・ファッション
・家
・眠る
・仕事
・恋愛
・談笑
美食といっても、本当に美食と呼べるほどの豪勢なこと(猿の脳味噌を食うとか)はやったことがないので、ここでは「うまいものを食う」くらいで捉えていただきたい。
で、組み合わせを抽選する。
サイコロを二度転がし、点数の多い順に組み合わせる。
サイコロがなかったので、鉛筆に穴をあけた。親も、息子がこの年になってこんなことをやる人間に育つとは思わなかったろう。
・美食 7
・飲酒 4
・ファッション 9
・家 5
・眠る 12
・仕事 9
・恋愛 12
・談笑 5
2つずつ組み合わせていくと、「家」と「談笑」が同点でうまくいかないので、このふたつでもう一回、サイコロを転がす。
・家 11
・談笑 10
以上により、トーナメントの組み合わせが決定した。
眠る ┐
├┐
恋愛 ┘│
├┐
ファッション┐││
├┘│
仕事 ┘ │
├☆
美食 ┐ │
├┐│
家 ┘││
├┘
談笑 ┐│
├┘
飲酒 ┘
いよいよ、自分甲子園、開幕である。
<第一試合>
・眠る×恋愛
いきなり、微妙な関係の対決となった。「寝る」ではなく、「眠る」にしておいてよかった。
しかし、わたしとしてはもう、眠る>恋愛、で決まり。甲子園でいえば、17-1くらいの大差である。
だいたい、世の人々は恋愛を「するもの」と思っているが、あれは「ふりかかってくるもの」ではなかろうか。
勝者:眠る 敗者:恋愛
眠る ┓
┗┓
恋愛 ┘┃
├┐
ファッション┐││
├┘│
仕事 ┘ │
├☆
美食 ┐ │
├┐│
家 ┘││
├┘
談笑 ┐│
├┘
飲酒 ┘
<第二試合>
・ファッション×仕事
着るものについては「変でなければよい」くらいの基準しか持っていないので、これはもう、仕事の勝利である。仕事からすると、対戦相手に恵まれた感じだ。
勝者:仕事 敗者:ファッション
眠る ┓
┗┓
恋愛 ┘┃
├┐
ファッション┐┃│
┏┛│
仕事 ┛ │
├☆
美食 ┐ │
├┐│
家 ┘││
├┘
談笑 ┐│
├┘
飲酒 ┘
<第三試合>
・美食×家
衣食住対決。衣は先ほど、敗退した。
積極的に追いかけるほどではないが、うまいものは嫌いではない(変な言い草だな)。
一方、インテリア方面にはまったく興味がない。まあ、この年で三畳間に住め、といわれたらキツいものがあるが、機能上、問題のない住みかならそれでよい。
なので、
勝者:美食 敗者:家
眠る ┓
┗┓
恋愛 ┘┃
├┐
ファッション┐┃│
┏┛│
仕事 ┛ │
├☆
美食 ┓ │
┗┓│
家 ┘┃│
├┘
談笑 ┐│
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飲酒 ┘
<第四試合>
・談笑×飲酒
一回戦、最後の試合である。
なかなか実力の拮抗した組み合わせだ。
いささか迷うところだが、一日誰とも会わずに酒飲んで寝る、という生活でも楽しめるクチなので、やはり飲酒の勝ちだろうか。一回戦、一番の好試合ではあった。
勝者:飲酒 敗者:談笑
眠る ┓
┗┓
恋愛 ┘┃
├┐
ファッション┐┃│
┏┛│
仕事 ┛ │
├☆
美食 ┓ │
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家 ┘┃│
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談笑 ┐┃
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飲酒 ┛
二回戦以降は明日、行います。
観客は、呆れかえって、ほとんど帰ってしまったようではありますが。