キャラバン

 一方で、「キャラバン」のほうは、私の英語力ではうまく訳せない。


Van Morrison - Official Website〜Caravan


 特に、“Then we can get down to what is really wrong”というところ(「これでじっくりと過ちを犯せる」だろうか?)がわからない。
 また、“Sweet lady of the night I shall reveal you”では、何をreveal(見せる、示す、あばく、啓示する)するのか。


 “夜のレディ”との許されぬ一夜かとも思ったのだが、「ラスト・ワルツ」のDVDの音声解説では、「この曲は劇的な事件を求めている。人生最後の歌だと叫んでいる」と言っている人もいる。


 イギリスの作家、ニック・ホーンビィは「ソングブック」(森田義信訳、新潮文庫ISBN:4102202153)の中で、自分の葬式で「キャラバン」を流してほしいと書いている(一方で、「ぼくの見るかぎり、人生や死をテーマにした歌ではない」とある。「人生が終わって次の世界がはじまる直前の瞬間をぽっかり浮かびあがらせてくれる」、とも)。


 シリアスな何かを含む歌のようなのだが、私の英語力(と感受性?)ではわからない。
 あるいは、そのシリアスな何かとは、歌詞と関係ないのかもしれないが、いかんせん、歌詞の意味がくみ取れないので、証明不可能だ。
 残念だ。


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