交雑


 これは意見というより、わからないので、わかる方に教えていただきたいのだが。


 ニホンザルと中国やインド原産のアカゲザルの交雑が進んでいて、問題になっているらしい。
 しかし、なぜ問題なのかが今ひとつ、わからない。


 生物学には、「種とは何か」という定義が数多くあるらしい。その中のひとつに、「互いに潜在的にあるいは実質的に交配可能な個体の集団の集まりであり、他の同様の集団とは生殖的に隔離されている」というのがあるのだそうだ。


河田雅圭「種とは何か」


 仮にこの定義に従うなら、ニホンザルアカゲザルは同じ種だということになる。


 なぜ交雑するといけないのか、詳しい方がいらっしゃったら、教えていただきたい。


 アカゲザルが農作物を荒らすことが問題になっているそうだが、それはニホンザルとの交雑とは別の話だろう。


「生物の多様性」というけれど、交雑したほうが多様性は増すようにも思うのだが。


 動物民族主義とでもいったような、よくわからない考え方のようにも思う。突き詰めると、人種間の結婚の否定にもつながりかねない発想にも思えるのだが、どうだろう。


 いや、ホント、主張というより、わからないのだ。