☆大作戦

頭の中の回路が変なふうにつながっているのか、時々、妙なことを発見する。 昨日、発見したのは「☆大作戦」とつけると、たいがいのものが勢いよく、かつ軽くなることだ。 たとえば、 大掃除☆大作戦 とくれば、何かこう、掃除用具やら洗剤やらをいろいろと買…

あの世での年齢

人間というのは年齢によって変わっていくもので、もちろん、見た目もしわくちゃ、白髪、ハゲ、デブ、ヤセ、と変わるが、性格も変わっていく。三つ子の魂百まで、というが、本当に三つ子の魂が百であったら、オーケストラの演奏会で会場の全員が「ウンコ、チ…

巻き戻し

ある若い人に言わせると、映像装置や音楽装置でなぜ「巻き戻す」というのか、不思議だという。 なるほど。あれはカセットやVHSなどのテープ類だからこそ「巻く」という表現なのであって、録音録画方面からテープ類がほとんど姿を消した今では理由がわからな…

ちりめんじゃこの平等

命の価値は平等である、という考え方があって、この思想に基づいて建てられたのが有名な宇治の平等院である。嘘である。 観念論というのか、言葉に言葉を重ねて物事を考え、ある種のファンタジーに至ることがある。「命の価値は平等」というのもそのひとつだ…

統制しないでくれ、陽気にしてくれ。

おれは統制主義が嫌いで、基本的には各人勝手にやらせてくれよ、と思っている。 だから、福祉の充実云々をいう政党にはそれはそれで結構だけど、統制せずにそういうことできるのかなー、と思って主張を見てみる。たいがい、そこについては触れていない。 じ…

池、沼、湖

恒常的に水が広くたまっているところについて、日本語には池、沼、湖という言葉がある。このみっつの違いはなんなのか、急に気になった。 池と湖の違いはまあ何となく面積の広さかな、と思う。あまり広くないところが池と呼ばれ、広いところが湖と呼ばれる。…

天国に一番近い曲

おれが小学生の頃にディスコ・ブームというのがあった。アバ、ビージーズがミラーボールの中できらめいておって、ジョン・トラボルタがサタデイ・ナイトでフィーバーしておるらしいという噂が見渡す限り田んぼの中にある富山県富山市でランドセルをかついで…

本音を表すための大阪弁

平成30年間(1989 - 2019)の日本の言語表現として、大阪弁の全国進出が挙げられると思う。 おれはもっぱら東京周辺を生息圏としており、東京中心の言語感覚しかわからないのだが、日常会話に大阪弁が入ることが増えた。 たとえば、仕事の場で「ぶっちゃけ」…

地場の笑い、中央の笑い

YouTubeでいろいろと笑いについての動画を見ていて、これに行き当たった。大阪の昭和の笑いを担った笑福亭松鶴、藤山寛美、横山やすしについての番組である。 youtu.be 顔ぶれを見ると、20年ほど前のものだろうか。 大阪ならではの番組というふうに思う。取…

培養象牙

培養肉なるものの研究が進んでいるそうで、肉の細胞を組織培養で増やすというものだ。今のところは価格が高くて実用とまではいかないそうだが、それでもこういうものは需要が見込める限りしつこく研究されるんだろう。 それでふと思ったんだが、象牙の培養は…

鯉は馬鹿ではないか

鯉というのは昔から目出度い魚とされていて、絵の題材としてよく描かれてきた。特に滝登りは知られた画題で、あれは上昇→出世、という連想のほか、鯉が龍の門をくぐると龍と化す、という言い伝えのせいでもあるらしい。 また、錦鯉の色鮮やかさも、鯉が特別…

別れの象徴

映画などで別れのシーンというと、昔から鉄道がよく使われる。港(船)や空港(飛行機)も多い。 あれは鉄道や船、飛行機だからいいのであって、タクシーだとおそらく今いちである。 なぜかというと、鉄道、船、飛行機は路線が決まっていて、変わらない、す…

おもてなしとシャワートイレ

シモの話で恐縮だが、大をした後の尻の処理の仕方には世界に大きくふたつの流儀がある。紙で拭く派と水で洗う派だ。 紙で拭く派はトイレットペーパーが主だが、昔の日本では落とし紙と呼ばれるものを使っていた。おれもほんの小さい頃には薄いちり紙状のもの…

緊張感とリラックス

「緊張感をもって臨んでいただきたい」 という言い回しがあって、社長や大臣などのエラい人の訓示によく出てくる。 こういう言葉が出てくる背景は何なのだろうか。 まずは緊張感をもって臨むと、よい結果が得られるという考え方があるのだろう。一方で、わざ…

「ちょっと」

ここのところ気になっているのだが、仕事方面というか、あらたまった場で「ちょっと」という言葉が多用されているように思う。「ちょっといいですか」、「ちょっと思ったのですが」「ちょっとそういうふうに、ちょっと言いたい」などと、いろんな言葉にくっ…

オセロと雁と空気を読む空気

おれは常々、日本の社会というのは大勢のおもむくところに自分もおもむくのを基本にしておるのでは、と思っている。他の多勢がそうしているから自分もそうするという行動原理があって、よく言えば従順だし、悪く言えば自分の判断の範囲が狭い。もちろん、あ…

カレーは語れない

ラーメンとカレーライスは日本で人気のあるツートップだと思うが、不思議とカレーライスはラーメンほど語られない。 ラーメンについてはどこそこのラーメン屋のスープがどうのこうと評論、批評めいたものがわんさとあるし、ラーメン屋を紹介するムックやブロ…

ナチュラル・ボーン・パッケージ

今朝、辛子明太子で飯をわしわし食いながら、ふと思った。「タラコ(明太子)はひとつひとつがきちんとパッケージされておる。実に素晴らしい」。 タラコの実体は小さな卵の集まりだが、それを薄皮で包み、お一人様向けに整形されている。素晴らしい。 東海…

解体ショー

近所のスーパーに行くと、マグロの解体ショーなるものがあったらしく、さばいたばかりの身を売っていた。ショー自体は見逃したが、「マグロの解体ショー」と聞いただけで「おお!」と血湧き肉躍るものがある。 調べてみると、出張してマグロを解体するという…

disる心

「disる」という言葉がここ何年かでよく使われるようになった。揶揄するとか、ひどく言うとか、あげつらうというような意味で、主にネット上での言語活動に使うが、この頃は一般世界にも踏み出してきたようだ。 例えば、今とっさにおれがdisるなら、こんなこ…

皮肉の効用

おれは皮肉な性分で、皮肉な見方をしたり、皮肉を言ったりするのがほとんど習い性になっている。 皮肉というのはスパイスのようなもので、少量ならあれやこれやを素晴らしく美味しくするが、使いすぎるとぶちこわしてしまう。スパイスは全然平気という人もい…

万国博覧会への提案

2025年に大阪で万博が開かれるそうで、1964年の東京オリンピック→1970年の大阪万博、2020年の東京オリンピック→2025年の大阪万博と、なんだかひとめぐりするみたいである。60年近く間が空いているから、還暦に近い。 しかし、時代背景は当然変わっているわけ…

現代お化け

物が生きたものとして化けるということが日本には昔から伝わっているようで、たとえば、唐傘お化け、提灯お化けなんていうところが有名だ。うろ覚えだが、確か、中国の怪談にも物が化ける話があったと思う。欧米についてはよく知らないが、あまり聞いたり読…

菱形論

世の中には物事を大雑把にふたつに分けて議論するクセのようなものがあって、たとえば、文系・理系なんて分け方がそうだ。 いろいろな学問分野を見るともちろん多種多様であって、しかもひとつの学問分野の中でも人によってアプローチの仕方は随分と違ってい…

議会と建築空間

先週、イギリスの庶民院(The House of Commons。下院)のムービーが、英語があまりわからなくても面白いと書いた。 そのテレビショウ的な面白さはジョン・バーコウ議長の生き生きとした仕切りぶりによるところが大きいのだろう。EUではブレグジット騒ぎでイ…

イギリス庶民院のムービーが楽しい

イギリスではEC離脱が3月31日に迫って大騒ぎらしい(いわゆるブレグジット)。メイ首相がECとまとめた合意案が庶民院(The House of Commons。日本では「下院」とも呼ばれるが、「庶民院」のほうが歴史が表れていておれは好きだ)で否決された。ECは再交渉な…

日本語の特性 - 一人称、二人称の豊富さ

日本語の特性のひとつに、一人称、二人称がたくさんあることが挙げられる。 一人称の言葉を思いつくままに書くと: 私、僕、俺、おいら、あたい、小生、我輩、自分、わし、あっし、手前、やつがれ、朕、拙者 まだまだあるだろう。 二人称: 君、あなた、あん…

日本語文の特性 - 語順の自由さ

前回、日本語は修飾する言葉が先に来るせいで複雑な構造の文章を書くのに向いていない、述語が最後にくるので文を読み終わらないと理解できないと書いた。 しからば(鹿騾馬)、日本語は言語として劣っているのかというと、そう簡単には言えない。たとえば、…

日本語文の特性 - 修飾が先、述語が最後、の不便さ

おれはコピーライターという仕事をしている。広告宣伝の仕事はそれほど多くなく、主に企業に頼まれて雑多な文章を書いている。現代の代書屋である。 代書屋であるからして、文章に接したり、自分でひねくり出したりするのが飯のタネだ。飯のタネだから、日本…

方言の浸透と吉本

もうお亡くなりになったが、アートディレクターの長友啓典さんが大阪の笑いについて語るのを聞いたことがある。長友さんは大阪の出身(1939年生まれ)だが、戦後の大阪は今のようにお笑い全盛ではなく、日常会話も「まずは笑い」というふうではなかったとい…